こだわりと技術

こだわりと技術:“職人”として

日本の文化でもある畳を大切に、手作業と機械技術を組み合わせ、心を込めて畳を作ります。
生まれ変わった畳は、美しく気持ちのいいものです。
さらに当店の畳は年月を経た時、皆さまに実感していただける違いがあります。

匠と呼ばれる技術者であるために

お使いの畳をよく見てください。
色や傷だけではなく、表面をよく見ると凹凸になっていたり、隙間ができていることがあります。
また、縁(へり)の付いていない部分(框( かまち))に丸みが出ている場合もあります。
畳替え(裏返し/張替え)をする際に、畳店では凹凸や隙間の補修を行います。
量産化と機械化が進み、補修から張替えまで機械で行うお店も多くあります。
中には補修作業自体を略してしまうお店もあるようです。
畳の症状はさまざまです。
細かな補修作業は手作業でしか出来ないものです。
それぞれの畳の状態を見極め、手作業で丁寧に補修。当店で受け継がれてきた「こだわり」です。
当店の施工者は「畳一級技能士」取得者です。

六代続く技術の継承はもちろん、より知識を高め、“職人” として皆さまの生活に安全で良質の畳をご提供いたします。

冨松 紀生

お客様の声を大切に。

客様のご意見、ご要望を尊重し、アフターケアまでしっかりと末永いお付き合いを大切にいたします。

お客様に喜んでもらえるために

弊社では、施工後に簡単なアンケートをお願いしております。
これは、私達の畳に対する思いが、一方通行になるのではなく、お客様にも共有できているかの指針にもなります。決して知識を振りかざすのでは無く、情熱をもってお客様の要望にお応えするのが、私達、冨松畳店に使命と感じております。
アンケートにてお褒めの言葉を頂けましたら、私達の最高の励みとなり、日々の努力の糧となります。

技術と知識の向上を目指して

毎年、い草農家さんへの刈取りの研修意外にも、品評会や製造研修へ定期的に参加し、生産者とのコミュニケーションや技術・知識の向上に努めております。
生産地へ行くことで、その年の畳表の仕上がり具合を肌で感じる事ができ、畳作りに活かせるほか、毎回新しい発見があり、今では必要不可欠な例年行事となっております。

近隣地域とのコミュニケーション

冨松畳店では、近隣の小中学校の生徒さん達に職場体験の場をご提供させていただいております。
畳作りを通して地域への貢献と子供達の人格形成や将来の職人育成への希望がもてます。また、私達も子供達と接する事で、普段の業務では見逃しがちなことに気づかされる事もあります。

  • 畳表製織体験研修会

  • 熊本の畳表品評会へ参加

  • 小学生の職場体験の様子

「作り手」を理解する。

熊本県八代市へのい草刈取り研修

見る目を養い体験すると本物が見える。

お客様に喜んでもらえる畳表を提供するため、毎年、熊本県八代市の生産農家さん宅へ、い草刈取りの研修に行っております。
い草刈を通じ、生のい草を何度も触り、肌に触れ感じるこの農業体験は「作り手」を理解する上で欠かせない事だと思います。お客様が気になる価格の違い、敷物としての価値の違いは、丈夫で良い状態が長く続くと言う事です。見る目を養い体験するとで本物が見えてきます。これは製造技術にも勝るとも劣らない大切なことと感じています。お客様に本物をとどけるために素材そのもや、それを取り巻く環境や作り手を理解してこそ、納得のいく製品がご提供できると信じております。

真夏の暑さの中での作業。

灼熱の太陽の下、刈り取ったい草は泥染め作業へ。泥染めは細かい粒子の泥を水で溶き貯水槽セットしたい草たちに流し込みます。(手に付くとかなりドロッとします。)泥水で覆われたい草が乗ったコンテナの取り出し、落とし込みを5セット程繰り返し一コンテナずつ熱が逃げない様連結。
50度を超える窯でゆっくり乾燥。その後遮光袋に詰め積み上げ保管熟成。最後に熱が逃げない様シャッターで覆い55 ~ 60℃で約20 時間の乾燥スタート。い草農家さんはこのような作業を約3週間から1 か月の間、真夏の暑さの中繰り返します。ぜひ良質で本物の畳を実感してください。

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