おしらせ

熊本研修2023 其のニ

2023/2/6(月)

2日目、私が伺って見たかった熊本屈指の生産者、早川猛さん宅です。 今まで何度かお邪魔させていただきましたが製織体験で行くのは初めてです。畳の顔である畳表は原料のい草の質(耐久性)が重要なのは勿論、その見た目(艶)肌触りも大切な部分です。早川さんは草質は勿論ですが特に織に関して第一人者です。その輝かしい経歴は以下 受賞歴 平成10年 農林水産大臣賞(い製品一般品種一種) 平成16年 生産局長賞(い製品ひのみどり三種) 平成17年 農林水産大臣賞(い製品ひのみどり一種) 平成18年 熊本県賞(い製品ひのみどり三種) 平成19年 農林水産大臣賞(い製品ひのみどり一種) 平成19年 九州農政局長賞(い製品一般品種一種) 平成20年 天皇杯三等賞(日本農林漁業振興会会長賞) 平成21年 熊本県賞(い製品ひのみどり一種) 平成22年 生産局長賞(一般品種一種) 平成28年県農業コンクール自立経営部門秀賞(農林大臣賞) 平成28年全国農業コンクール・農林水産大臣賞 平成28年 天皇杯 平成29年 黄綬褒章 平成30年 い業大会農林水産省九州農政局長賞(い製品) 令和元年い業大会 農林水産省生産局長賞(い製品) 令和2年い業大会 農林水産省九州農政局長賞(い製品) 素晴らしいです。 早速選別機での選別作業を見せて頂き、畳表製織作業を見学。製織作業場に入って驚いたのは本間サイズ1番草麻麻W表を織られていました。麻麻W表はごく限られた生産者しか織る事が出来ません。織り上がった畳表重量、驚愕の3、3㌔オーバー。乾燥後の出荷前の製品は板の様でびっくりです。おそらく何十年使用しても早々擦り切れ等無縁でしょう。今回さらに驚いたのはその麻麻W用の織機で製織体型させていただきました。加湿機で湿気を与えたい草を取り出しい草を揃えて更にその日の湿度に合わせて二次加湿(これが畳表良し悪しを決める最重要ポイントです)折れてしまったい草を取り除き織機に乗せます。織り上がった畳表は経糸の麻等でい草が切れた(い切れ)部分が出る事があります。これを解らないように上手く処理する技術もとても重要です。これら全てが上手く出来る生産者がごく限られたトップクラスの生産者です。 限られた時間でしたが大変有意義な体験をさせていただきました早川さまにこの場を借りてお礼申し上げます。 この度はありがとうございました。

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