おしらせ

2025養老小学校 職場体験学習

2025/10/7(火)

皆さま、こんにちは!

千葉県市原市の冨松畳店です。

 

先週、養老小学校6年生の生徒さんが職場体験にこられました。

今年で約20年弱(2019年千葉県台風、コロナ期間を除く)の冨松畳店、毎年の恒例行事でもあります。

 

畳べりを付ける機械のボタンを押してもらったり、藁(わら)畳床と建材畳床*を持ち上げて畳の重さを体感してもらいました!

 

↑昔ながらの畳針と糸で縫う体験もしてもらいました!とても力のいる作業です。

 

↑建材たたみ床を持って重さを体感!

*畳床(たたみとこ)とは?

畳の芯、土台となる部分のこと。藁製の畳床や木質チップを圧縮して固め、発泡スチロールが入った建材畳床などがある。

 

↑畳表の原料となるい草の作り方から畳表になるまで

 

その後ミニ畳作りに挑戦!

はじめに2つの産地の異なる畳表を嗅いで頂き、「どちらが良い香りだと思いますか?」と質問。

『こっち!!』と皆さんが言った方は国産(熊本県産)の畳表でした!皆さん大正解!!

もうひとつの方は、中国産の畳表です。中国産の畳表は、中国からコンテナで輸入してくるため、匂いが正直な所、良い香りとは言い難いのです…。

一方、国産はい草を栽培する際に日本の減農薬法などを基準に人間の体にも優しく、健康的で安心、安全な畳表になっているのです。

ミニ畳は畳表(たたみおもて)、畳床(たたみどこ)、畳縁(たたみへり)の3つのパーツを使用して作ります。

畳の基本構造を知るのに最も適しているので毎年恒例で作ってもらっています。

畳べり選びも個性が出るのでどんなものを選んでくれるのかいつも非常に興味深いです。

今回は、工業製品の畳表(色が変わらないパルプ材でできたもの)か熊本県産の天然畳表かを選んでもらいました。

↑今年は仕上げに…作ってもらったミニ畳を磨く作業もしてもらいました!

畳には、葉緑素をコーティングする微細な天然の国産泥がついているため、磨くとツヤが出るのです!

 

皆さん、天然の畳表を選び、完成した後、『良い匂いー!』。

 

出来上がったミニ畳を手に取り満足そうな顔がとても印象的でした!

今回の体験が今後の成長に少しでも役に立てたら幸いです。

また、ホームページ掲載にご協力いただきました保護者の方々及び諸先生方に心よりお礼申し上げます。

この度はありがとうございました。

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