おしらせ
畳も世代交代へ…!
2025/10/22(水)
皆さま、こんにちは!
千葉県市原市の冨松畳店です。
気温も下がり、温かい飲み物が美味しくなる季節となりましたね。
寒暖差等、お身体にご自愛ください。
市原市国分寺
熊本県産畳表使用 新半畳縁なし工事
畳表:ひのみどり
生産者:碇真一さん(熊本県八代市)

4畳半の畳からモダンな雰囲気の変わる天然国産の半畳縁なし畳へ新調のご用命を承りました。
使用した畳表は、熊本県八代市の畳表生産者、碇真一さんが織られた、い草の優良品種である”ひのみどり”の目積【めせき】畳表*です。
*目積畳表【めせきたたみおもて】とは?
通常よく見られる畳よりもい草の織りが細かく、半畳で畳縁(たたみへり)のない、いわゆる半畳縁なしに多く使われる畳表。
碇さんは現在、畳表の織りを中心とした当店の店主(職人)とも交流のある畳表生産者さんです。

新調のため、柱の傾き具合や敷居の厚さなど細かく寸法を測ります。
半畳縁なしの畳を作るには、さらに知識と長年の経験、そして専用の機械が必要です。
当店ではタイマーを設定し、最適なタイムで機械の熱で畳表の折り目をつける作業など、
店主(職人)の『こうしたら畳がもっと良くなるだろうな』というこだわりを込めてお作りしています。
冨松畳店店主の想いと愛情も一枚一枚の畳に込められています。
K様が『今までありがとうな。さらば畳。』と今までK様邸を支え続けた畳たちにひとこと。
なんだかじんわりと心が温かくなりました。畳が大好きな店主と私(娘)は大変嬉しく思います。
新しい畳へ世代交代です。
新しい畳たちもK様ご夫婦の生活をより豊かに支えられますように…。
『畳が新しくなるのが楽しみでした!天然のい草の国産(熊本県産)畳なので匂いも良くて嬉しいです。』と嬉しいお言葉も頂き、私たちもとても励みになります。ありがとうございます。
自然素材の熊本県産の畳表は、夏は涼しく、冬でもひんやりとしない温かみがあります。
これからの季節でもリラックス効果のある畳でごろんと素敵な生活ができますように…。
K様、この度はご用命いただきまして誠にありがとうございました!
また、何かございましたらお気軽にご相談いただければ幸いです。
当店では、お見積もりの際にお客様へ畳について(どこで、誰が、どうやって作られているのか、価格の違い等)、い草・畳表生産者数の現状や産地情報などをお時間の許す限り、当店持参の国産畳表を見て、触れて頂き、ご説明をさせていただいております。
これは、高い畳表を売りたい。というわけではなく、”国産畳についての知識”を少しでも知っていただくことを目的としています。
畳は食べることができない為、味が分からず、”違い”が一般的には分かりづらく難しいものでもあります。
畳を調べてみようと思ってもAIやインターネットで書いてある情報も曖昧なものが多いです。
だからこそ、畳の専門知識を日々学び続けている当店では”国産畳についての知識”をお客様に知って頂くことで、
当店で畳替えを承ったお客様がお家の畳に少しでも関心と愛着が生まれたり、神社仏閣に訪れた際、建築物だけでなく”畳”にも目を向けていただけるとより、畳の価値と安心感を味わっていただけるのではないかと思います。
『畳っていいなぁ』と少しでも多くの方に思っていただけるよう、ご満足いただけるよう当店では誠心誠意、努めております。
🌱たたみ屋さんのこぼれ話
”日本全国の”国産畳表を支える(原料となるい草の約98%は熊本県八代地方で作られています。)い草・畳表生産者数は223戸(2024年統計)。
い草生産農家の減少により、今回、使用した畳表生産者の碇さんも電話で直接お話を聞いたところ、現時点で、ひのみどり種のい草を手に入れる事が難しくなっているそうです。(碇さんは、畳表製織専門の生産者さんなのでい草栽培は行なっておらず、熊本県産目積畳表や熊本県産い草の市松模様畳表などの製織にも携わっています。)
メディアでは報道されていませんが、静かに日本文化である畳が薄れゆく姿が目に見えて来ているような気がいたします。
千葉県市原市山田の冨松畳店(とみまつたたみてん)は…
地元、市原市はもちろんのこと、
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