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2014/09/13材料選びは大事な仕事

袖ケ浦市蔵波台O様邸 わら床新畳入れ替え工事
使用畳表 熊本県八代市千丁町 平川公治さん作 五八麻麻W表使用

本日も千葉県産のわら床、平川さんの畳表を使用しての畳入れ替え工事を行いました。当店では藁床新畳入れ替え時、良く千葉県産のわら床を使用します。当店と25年来取引のあるわら床製造業者さんが作る畳床は凸凹になりにくいのが特徴で畳の良さを引き出すのに個人的にはBESTだと考えています。最近は新畳で使用される床材の8割以上が建材床だと言われています。建材床とわら床の良し悪しについてほんの少し見てみましょう。まず、建材床の良い点は、工業製品の為品質が一定、低価格、扱い易い(加工し易い)、敷き面(敷き込んだ時の見栄え)が良い、虫が住みにくいと言われている等の点です。マイナス要素は、踏みしめた(歩いた)感触が固い、吸放出作用が低い、長期使用に向かない等です。一方、わら床の良い点は約40センチ重ねたわらを圧縮して縫い締めているため、独特の足触り(柔らかさ)がある、吸放出作用(湿度の高い時には畳一枚で約500mlの湿気を吸収し湿度が下がると吐き出す)に優れる、長期使用が望め畳本来の良さがある。マイナス面は、藁が入手困難になってきているので価格がある程度高い、扱い難い(畳店により出来不出来の差が出やすい)、虫が住みやすい(人に心地良い為虫も住みやすい?)(よく乾燥してあるわら床であれば虫が出る可能性は低い)等の点です。わら床には等級(4,3,2,1、特級)があり、等級が上になるほどわらの量が多く(重く)なり上級品になります。しかし、作り手が良くないと等級が上のわら床でも数か月後に床ムラが出てくるわら床が多くあります。畳表も畳床も畳店も厳選しないと良い畳はできないと思います。わら床での畳入れ替え工事をお考えの方はぜひ一度ご相談下さい。
O様、本日は有難うございました。

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