お知らせ

2014/07/22い草の泥染め

刈り取ったい草は、作業場に持ち帰りすぐに泥染めをします。泥染めは、昔から行われている加工法の一つです。泥染めすることで、い草の表面に保護膜を作り丈夫な構造を保ちます。そして葉緑素を保ち独特の光沢を生み出します。また畳特有の香りはい草本来の香りと染土の香りがミックスされ生まれるそうです。
泥染めをする貯水槽は2つに分かれています。一つは空、もう一方は染土を溶いた水が入っています。い草が積み込まれたコンテナを空の貯水槽に入れ浮力で浮き上がらない様に固定します。固定後、染土を溶いた水を流し込ます。い草の先端まで水が漬かったら染土水を空の水槽に移します。固定したコンテナを出し泥染完了です。

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