お知らせ

2018/07/14い草刈取り研修2018.朝から晩まで

今年も熊本県八代市千丁町にい草刈取り研修に行ってまいりました。

灼熱の太陽の下のい草刈。畳表の原料であるい草。朝、夕方に刈取り。翌日夜中3時。乾燥させたい草は窯から取り出すされます。50度を超える温度でゆっくり乾燥させてい草たちはまだまだ熱を持った状態です。熱さ冷めやらぬい草は窯から出すと同時に余分な乾いたい土をふるい落とす機械に乗せ12束をさらに大きな1束に結束。その後遮光袋に詰め込みます。さらに遮光袋に詰め込んだい草束は作業小屋2階屋根裏へと積み上げ荷台からさらに人の手で田んぼごとに分け積み上げ保管熟成させます。積み込み作業終了後、すでに刈り取ってあるい草の泥染め作業へ。泥染めは細かい粒子の泥を水で溶き貯水槽セットしたい草たちに流し込みます。(手に付くとかなりドロッとします。)泥水で覆われたい草が乗ったコンテナの取り出し、落とし込みを5セット程繰り返し一コンテナずつ熱が逃げない様連結。これまた一苦労。セット連結したコンテナは乾燥窯へと早変わり。最後に熱が逃げない様シャッターで覆い55~60℃で約20時間の乾燥スタート。後片付け後気付けば早朝6時過ぎ。ようやく一段落した所で朝食。雑談しながらの朝食時間はほんのひと時の休憩時間です。食べ終わると休む間もなく朝のい草刈に取り掛かります。刈り取ったい草はコンテナに人の手で詰め込み。コンテナ一杯積み込み終わると直ぐに作業場に持ち帰りい草の汚れを落とすとともに球磨川の水を使用したシャワーで火照ったい草を冷やします。い草農家さんはこのような作業を約3週間から1か月の間、真夏の暑さの中繰り返します。

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