お知らせ

2013/07/06梅雨明けとカビの話

市原市五所 I様邸 表替え工事
使用畳表 熊本県八代市千丁町 藤原信義さんQRタグ付き い草品種ひのみどり 一番草使用

この季節、畳替えの仕事依頼を頂いているものの、梅雨が明けてから仕事をお願い!とのお客様がほとんどです。湿度が非常に高い梅雨時はなるべくお客様のご希望に沿う様仕事を調整していました…ようやく本日梅雨明けとなり、本格的に一般のお客様の仕事のスタートです。お得意様であるI様邸の畳は畳床の角が丸くならないようコーナーと言うプラスチックの板を抜い、締め込んであります。平成3年(22年前)当店の先々代が畳床、そして畳を制作したものです。I様邸は床下に風が抜ける様な作りになっていて畳床、床板共に乾いてとても20年以上経っているとは思えない位非常に良い状態でした。よく、畳床って何年位もつのと聞かれますが畳床の善し悪しも然る事ながら住宅環境が畳の持ち具合に大きく関わっている典型だと思います。また、梅雨時や夏場の湿気が多い時、畳にカビが生えてしまったと言う事がよくあります。これも住宅環境だと思います。カビが出やすい家、出にくい家があると思います。もし畳にカビが生えてしまったのでその部屋の畳をなくしてフローリングにしたとします。しかしその部屋の湿気の多さは何も変わらず良い環境になったとは言えないと思います。畳にカビが出たとき、畳が悪いと思うのではなく、今、この部屋の環境が良くないと考えた方が良いのではないでしょうか。長くなりましたが一年以内に畳替えをされた方、これから畳替えを希望されている方、カビが生えてしまうような環境にならないよう湿度が高い時にはエアコンや除湿機をまめに使い、快適な環境で過せるようにしてみましょう。
I様、本日はありがとうございました。

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