お知らせ

2016/02/17使い分け

畳床は両脇が下がってしまい隙間凸凹が多数見えました。この様な畳は小型機械で微調整しながら、必要箇所は手作業で補修を加えた方が上手く仕上がります。この畳は大型機械で製作され補修すべき箇所が補修してありません。大型機械は大量生産、コスト削減を目的とし経験の浅い素人でも畳らしい物が作れます。畳縁の縫いはじめ部分も上手く縫えなかった為、タッカーで止めてありました(職人であれば針と糸で縫うはずですが、おそらく素人が作業したのか、、よほど忙しかったのでしょう)。個人的意見ですが大型機械は細かい所まで行き届かない事が多く質を重視する(一般家庭の畳替え等)畳には向かない様な気がします。勿論、出来ないとは言いませんが質を重視する場合は小型機械を用い畳に精通した技能資格者が制作した方が良いはずです。特にわら床の場合は補修作業が必要な事が多いので細かな技術が必要になります。当店では一般住宅の補修が必要な畳は小型機械に手縫いを織り交ぜ製作。また、短時間で仕上げなければならない畳やコスト重視の畳は比較的大きな機械を用い2種類の機械を仕事に合わせ使い分けるようにしています。

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